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法務専任2名で、社員400名以上を抱える東証プライム上場企業の企業法務を支えられる秘訣

株式会社スカラ様

株式会社スカラ様

  • 情報・通信

  • 400名以上

  • 東京都渋谷区

  • 東京証券取引所プライム市場に上場し、DX事業・人材事業・TCG事業・インキュベーション事業など様々な事業を展開する株式会社スカラ。グループ全体で400名以上の社員を抱える企業でありながら、その法務機能を支えるのは、わずか2名の専任担当者が中心。役員や事業部から日々寄せられる相談に適切・迅速に対応できるのは、「リーガルAI×弁護士」のハイブリッド型のALSP法務サービス「クラウドリーガル」の存在が大きいそうです。今回は、法務専任担当者である山崎さんと中尾さんに、クラウドリーガル導入の背景やリアルな活用法、そして「生成AI」と「弁護士」の違いについても伺いました。

    インタビュイー

    山崎 雄介

    山崎 雄介 様(経営企画部 法務セクション)

    新卒から15年以上法務を担当。

    中尾 匠汰

    中尾 匠汰 様(経営企画部 法務セクション)

    前職で約2年半の法務経験を経て2025年に入社。

    インタビュアー

    新井 玲央奈

    新井 玲央奈(あらい れおな)

    こうの法律事務所/京都弁護士会所属

    同志社大学法科大学院卒業後、司法試験合格を経て2007年に弁護士登録(新60期)。2019年からは「士業をサポートする弁護士」として本格的にクリエイター業も始め、現在は弁護士・HP制作・動画制作・パンフレット制作・ライティング・コーチングなどを行うパラレルワーカーとして活動。
    YouTubeにてAI・IT情報の発信も行い、個別サポートも行っている。

  • 直接弁護士が対応してくれるだけでなく、コストとリードタイムも導入の決め手でした

    ── 本日はよろしくお願いいたします。まずは、株式会社スカラの現在の法務体制について教えてください。

    山崎:よろしくお願いいたします。法務担当は、専任は私と中尾の2名、兼任を入れても3名という少人数体制です。弊社には「法務部」という部門はなく、「経営企画部 法務セクション」に所属しております。顧問弁護士もいますが、M&Aなど会社全体に関する相談や依頼が中心で、日常的な法務については我々法務セクションとクラウドリーガルで対応しています。

    ── クラウドリーガルを利用するようになったきっかけを教えてください。

    山崎:元々私ともう1名法務専任の社員がいたのですが、その方の退職に伴い、2025年夏に中尾が入社しました。その体制変更のタイミングで、「属人化を防ぎ、法務機能をより強化・安定させたい」と考え、アウトソーシングできるパートナーを探し始めました。それで色々調べて、いくつか比較検討してみた中の一つがクラウドリーガルでした。まず2025年4月から試験導入して、7月から本格導入して現在にいたります。

    ── 現在クラウドリーガルでは、どのようなサービスを契約されていますか。

    山崎:1ヶ月あたり、弁護士審査の契約書レビューを10通まで、カスタムワークを5時間まで弁護士にお願いできるプランです。カスタムワークというのは簡単に言うと、契約書のドラフティングや法律などの法務相談を含めた多様な依頼ができるメニューで、弊社では主に役員や事業部から寄せられる法務案件について相談しています。実は試験導入の際は、契約書レビューを中心のプランしていました。ところが法律相談もできたらいいなと思い、本格導入にあたり、レビュー件数を少し減らして、カスタムワークもお願いできるプランに調整しました。

    ── クラウドリーガルを導入する前は、どのように法務案件に対応をされていたのでしょうか。

    山崎:基本的に我々だけで対応して、手に負えない場合だけ外部の弁護士に相談していました。関連書籍を調べたり、ネットで情報を集めたりと、本当に地道な作業という感じでしたね。

    ── いくつか比較検討してみた中でクラウドリーガルを選ばれたということでしたが、その理由や決め手を教えてください。

    山崎:直接弁護士が対応してくれるというクオリティの高さもありますし、コストとリードタイム(回答の速さ)も大きな理由でした。弊社の法務担当としては「日常的に発生する大量の法務案件を、いかに止めることなく返せるか」という点が重要です。
    その点、クラウドリーガルの弁護士は、依頼内容にもよりますが早ければ1,2日、多くの場合数日で回答があります。1,2週間待たされるということは、まずありません。このスピード感は非常に魅力でした。
    コストに関しては、顧問弁護士に依頼することを考えればリーズナブルだと思いますし、それでこのクオリティのサービスを受けられるわけですから、コストパフォーマンスは非常に高いと感じました。現在は、クラウドリーガルと同種のサービスは使っておりません。

  • 社内でAIも活用しながら、クラウドリーガルならではの価値にも魅力を感じています

    ── 本格導入されてから約半年が経ちますが、現在の具体的な活用状況を教えてください。

    中尾:契約書に関しては、弊社でもある程度ひな型が揃っているので、新たに社内でひな型を作った場合や契約先のひな型で進める場合にクラウドリーガルの弁護士にチェックしてもらうことが多いです。SaaS関連の事業もあるので、その利用規約の作成などをお願いすることもあります。

    山崎:法律などの法務相談については、会社法関係、上場企業として必要な社内規程が揃っているかという網羅性のチェック、新規事業に関する調査や法的問題点の検討など多岐にわたります。

    ── クラウドリーガルを活用する上で工夫されていることや意識されていることはありますか。

    山崎:丸投げするのではなく、まずはある程度自分たちで調べたり、情報を整理するようにしています。その際、2025年4月から社内でも使用が認められた、生成AIのGeminiを使うことも多いです。そうやって準備した上で弁護士にお願いすることで、的確・迅速な回答を得られやすくなると感じています。もちろん、Geminiで壁打ちしたり、自分たちで調べることで解決できることもありますから、使い分けが大事だと思います。

    ── 自社でAIも活用されているとのことですが、AIの回答と弁護士の回答では、どのような違いを感じますか?

    山崎:プロンプト(指示)の出し方にもよりますが、AIの回答は基本的に安全策を採ろうとします。例えば、契約書のリスクを洗い出してもらうと、「ここもリスクです」「あそこも修正すべきです」という感じですね。もちろんそれはそれで参考になりますが、ビジネスの現場ですべて真に受けて対応したら反対に時間がかかり過ぎてしまいます。
    一方、弁護士に相談してみると、「ここはそこまで気にする必要ありません」とか、逆に「ここは絶対に譲ってはいけないポイントです」といった、実務的でメリハリのある回答をいただけるのは弁護士ならではだと思います。我々も気づいていなかったリスクや、こういう風に進めるといいですよといったアドバイスまでいただけることもあって助かっています。どちらか一つではなく、どちらも上手に使うというのがいいかと思います。

    中尾:我々としても、「AIがそう言っている」だけでなく、「弁護士がそう言っている」ということで、自信を持って役員や事業部に回答できますし、回答を受け取る側も「弁護士が言うなら」という納得感もあるでしょうね。これも、AIでは得られない価値だと思います。

  • クラウドリーガルを導入して、時間も短縮できて負荷も減りました

    ── クラウドリーガルを導入する前と後で、どういう風に変わりましたか?

    山崎:時間が大幅に短縮できましたし、法務担当の負荷も減りました。導入前は基本的に法務担当のみで地道に対応していたので、どうしても時間がかかっていました。ところが導入後は、「ここからは弁護士にお願いしよう」という線引ができるようになったので、時間がかなり短縮できています。また弁護士から回答を得られる安心感もありますし、役員や事業部へも一層自信を持って回答できるようになりました。

    ── 弁護士に相談する方法としては、顧問弁護士や単発で弁護士に相談するという方法もありますが、クラウドリーガルの良さはどういったところだと思いますか?

    山﨑:内容に応じて様々な弁護士が対応してくれるところは大きいです。一般的には、弁護士によって取り扱い分野も違うでしょうし、ここは対応できるけど、ここは対応できない、ということもあると思います。そのたびに弁護士を探すのは非常に大変です。また時期によってはお忙しく、回答に時間がかかるということもあると思うんです。
    その点クラウドリーガルは、ALSPサービスとして弁護士のスケール体制があるため、内容に応じて適切な弁護士が対応してくれて、こちらが探す必要すらないというのは大きいです。また、そのときに対応できる弁護士が対応してくださっていると思うので、一定のスピードが維持できていることも大きいですね。コスト的にも、顧問弁護士などに毎回お願いするよりも抑えられると思います。
    たとえるなら、特定の商品だけを取り扱う専門店ではなく、敷居の高い百貨店でもなく、なんでも必要な物が揃っていて、気軽に利用できるコンビニみたいな感じですね。とても助かる身近な存在です。

  • 法務経験がなくても安心。法務担当者が少ない・いない企業にオススメです

    ── ここまで出てきた以外に、クラウドリーガルで便利だと感じる機能などはありますか?

    山崎:チャット形式で弁護士に依頼できるのは非常にいいですね。電話やビデオ通話、あるいは直接お会いする形だと、どうしても「敷居が高い」と感じてしまいがちです。その点、クラウドリーガルはチャット形式なので、気軽に質問できるところが非常にいいと感じています。

    弊社では私たち法務の2名がメインで使っていますが、例えば、事業部の責任者や営業担当が、直接クラウドリーガルに相談できるルートを作る、または、社長がふと思いついたアイデアを、直接チャットで弁護士に壁打ちする、なんて使い方もできそうですね。

    ── クラウドリーガルを使い始めた当初は、戸惑いや不慣れで困ったことはありましたか。

    山崎:それはなかったですね。クラウドリーガルでは、いきなり弁護士につながるのではなく、クラウドリーガルに搭載されているAIエージェントが交通整理をしてくれます。たとえば、こちらの要望をヒヤリングしたり、どういう点で困っているかなど聞いてくれるんですよ。そこで足りない情報や資料があれば社内で一旦確認できます。操作性に関しても、どんどん使いやすくなっていると感じます。今のところ、使い方が分からないとか、トラブルが起きてクラウドリーガルのサポートに問い合わせることは全くありません。

    山崎:弁護士の回答でいうと、非常に丁寧に分かりやすく回答してくれることが印象的です。私も中尾も法務経験はありますが、法務経験がない方でも安心して相談できると思います。

    ── 最後に、どのような企業や個人事業主にクラウドリーガルをおすすめしたいですか?

    山崎:やはり、弊社のように「会社の規模や法務案件数に比べて法務担当者が少ない」大手企業や上場企業、あるいは「法務担当者自体がいない」という企業に特におすすめしたいですね。
    また、今はどの業界も変化のスピードが速く、法務には「正確さ」だけでなく「スピーディーな対応」が求められます。クラウドリーガルという「心強いパートナー」に相談して、スピーディーにプロの回答をもらう。そうすることで法務で止めることなく会社全体としてのスピードが上がりますし、法務担当としても心身の負担が少なく自信を持って対応できます。

    中尾:まさにそうですね。「弁護士への相談=ハードルが高い」と感じている方にこそ使ってほしいです。法務専門ではない総務や管理部の方が兼務で法務も担当している企業や、経験の浅い法務担当者も少なくないと思います。クラウドリーガルの弁護士は分かりやすく丁寧に回答してくれますので、安心です。もちろん、分からない点は都度質問すれば回答してくれる点も安心ですね。

    ── 大変興味深いお話をありがとうございました。引き続きクラウドリーガルをご活用ください。

    山崎・中尾:ありがとうございました。

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